読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Rin'sPage 函館&佐藤泰志

2002年佐藤泰志を知るも本が絶版で、2005年まで函館に通い佐藤泰志探求をした*りん* (東京在住)のブログ。更新情報はツイッター @rinspage1 にUPします。

函館のイカ②&佐藤泰志のエッセイ「函館の朝一」

 

f:id:rinspage:20160929130100j:plain

立待岬のフェンス

 

函館のイカ①&佐藤泰志 イカ釣りをしていた少年時代 - Rin'sPage 函館&佐藤泰志

①↑ では佐藤泰志が少年時代、イカ釣をしていたエッセイを紹介しましたが、1982年「北海道・旅のメモ」のエッセイ「函館の朝一」にもイカについて記載があります。(青字は「函館の朝一」から引用)

 

そのつど朝一に彼らを案内し、シュンの食べものを買いこんでは、「函館では、ばさばさ大雑把に食べるんです」などといってイカ刺しやらホッキ貝の刺身やらツブ貝やら毛蟹をがつがつと食べたものである。憂い顔や必要以上の自意識や上品な物の食べ方は朝一には似あわない。

 

彼は32歳の頃、東京から故郷函館に戻り、職業訓練校にて大工になるための訓練をしています。この体験が小説「オーバーフェンス」のモチーフとなり、映画ではポリテクセンター函館でロケが行われました。エッセイは彼が函館にいる時期に書いたもので、友人が訪ねてくると、朝一を案内し、活き活きと食べ方指南をした様子が伝わってきます。

 

(前略 ) 私などは、うんうん働いて汗を流し気持ちよく腹をすかす人々のところに、本当にうまいものがあると信じているほうだから、朝一などで季節の新鮮な食料を買ってきてわさわさと食うのが実にいい気持ちだ。

 

彼の父は朝一で30年もの長い間 畳一畳分ほどの地べたでの商い を続けており、父や朝一で働く人々や、おおらかな函館なまりで話す人々を彼は  生活を耕す と表現しています。彼の作品からは懸命に地べたで働く人々への尊敬の念を、私はいつも感じます。他のエッセイからも彼の類い稀な感受性・人間観察眼を感じる事ができます。

 

①②で紹介したエッセイはクレイン社「佐藤泰志作品集」で読めます。この本はかなり分厚く、多くのエッセイ含む作品を収録しています。佐藤泰志を深く知りたい方、この本ぜひお勧めです!

 

では①に続き、街のイカをご紹介します。(2003年-2005年撮影)

 

f:id:rinspage:20160929114358j:plain

谷地頭町のマンホール

 

f:id:rinspage:20160929124651j:plain

 入船町の看板  地元の人は「イガ」と発音するそうです

 

f:id:rinspage:20160929124817j:plain

郵便局員

 

f:id:rinspage:20160929124858j:plain

俳句募集 

 

f:id:rinspage:20160929125157j:plain

大森町ホテルのネオン

 

f:id:rinspage:20160929125355j:plain

ふれあいイカ広場①

 

f:id:rinspage:20160929125449j:plain

ふれあいイカ広場②

 

f:id:rinspage:20160929125657j:plain

ポイ捨て禁止

f:id:rinspage:20160929125727j:plain

海岸

 

f:id:rinspage:20160929125834j:plain

亀田川

 

f:id:rinspage:20160929125915j:plain

鮫川

 

 

 

f:id:rinspage:20160929130153j:plain

朝一

 

 f:id:rinspage:20160929131355j:plain

函館駅のホールの名もイカ

 

撮影して10年以上たった今は、新しいイカが増えているでしょうね。イカ料理以外にも、散歩でイカを発見する楽しみ方、ぜひお勧めです!