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Rin'sPage 函館&佐藤泰志

2002年佐藤泰志を知るも本が絶版で、2005年まで函館に通い佐藤泰志探求をした*りん* (東京在住)のブログ。更新情報はツイッター @rinspage1 にUPします。

ディープ函館 笹流ダム&海炭市叙景の川は亀田川!?

 

 

佐藤泰志の小説、海炭市叙景に「押切川」がでてきます。

 

街をまっぷたつに引き裂くように流れている押切川の橋のひとつを渡り、(第一章「裂けた爪」から引用)

「あの川のことだけど」(中略)「押切川よ」「あんなドブ川がどうかしたのか」「十五、六年前にはずいぶん魚が棲んでいたそうだよ。(第一章「一滴のあこがれ」から引用)

 

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私はこの押切川=亀田川 だと思います。函館文学館で見た、佐藤泰志 手書きの海炭市叙景の地図でも、亀田川の位置に押切川と書かれていました。亀田川で街が二つ分かれて、最後は津軽海峡大森浜)に注ぎます。

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「奥さんは押切川の市場まで買い物に行きましたけど」(第一章「裂けた爪」から引用)

 

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この市場は中島廉売?と思います。中島廉売は大きな市場で、2004年に散歩した時、古く個性豊かな店が多く、地元の方の生活を垣間見れました。

亀田川は函館の歴史的にも大変重要な川。物語ができた頃はゴミが散乱し水質が悪かったようですが、2012年にはサケが遡上したという記事を見付けました。↓かなり水質改善したのですね。

「亀田川にサケ遡上 」2012/10/18 函館新聞社/eHAKO函館地域ニュースアーカイブ :-)

 

海炭市叙景は架空の地方都市が舞台ですが、この場所は函館のここかも!とあてはめながら街歩きをするのも楽しいです。

 

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亀田川を地図でたどっていくと、上流に笹流ダムがあります。

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笹流ダム近くを流れる亀田川

 

rinspage.hatenablog.com

辻仁成の本を以前紹介しましたが、エッセイ「函館物語」で彼のお気に入りの場所と掲載があり、2003年に行きました。エメラルドグリーンに輝く水面が美しく、ダムのデザインも素敵です。

 

rinspage.hatenablog.com

↑ 笹流れダムの紅葉は以前紹介しましたが、ここは桜も綺麗。

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ダムの上に登り、水面を見つめました。車で函館駅から30分程なので、ドライブの際、ぜひ出かけてみてはいかがでしょう!

注意:最近の情報を見るとクマ出没や蜂で閉鎖されている時もあるようです。